2009年08月01日

第12回世界バレエフェスティバル(Aプログラム)(8月1日,東京文化会館)

開演まで、すごく気になっていたことが。

「アリーナ・コジョカルとスヴェトラーナ・ザハロワは無事に登場するのか?」

開場に着いてみると、「大入」表示があり,特に出演者変更のお知らせもなかったようなのでちょっと安心です。

今回出場のダンサーで、初見だったのはロバート・カラン、シオマラ・レイエス、エレーヌ・ブシェ、ティアゴ・ボァディン、そしてベルニス・コピエテルス。評判だけ聞いていたコピエテルスの個性的な美しさに圧倒されました。

指揮:ワレリー・オブジャニコフ  
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団  
ピアノ:高岸浩子

第1部
「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
マリア・コチェトコワ ダニール・シムキン
 この前の「ドン・キ」で一目惚れしたダニール君♪この演目でも素晴らしかったです。(動きが流麗で清々しくて可愛い!)

「くるみ割り人形」より "ピクニック・パ・ド・ドゥ"  
振付:グレアム・マーフィー/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ルシンダ・ダン ロバート・カラン
 「葦笛の踊り」に振付けたごく短い作品。悪くはないと思うんだけど「チャイコフスキー」と「海賊」の谷間に挟まれて損をした感あり。まあ、次回のオーストラリア・バレエ団の公演ではこれの全幕が観られるらしいので、楽しみにしたいと思います。

「海賊」
振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ
マリアネラ・ヌニェス ティアゴ・ソアレス
 二人ともよかったです。ヌニェスは「ラ・バヤデール」のガムザッティと同じ曲で踊るヴァリアシオンでした。

「エラ・エス・アグア ‐ She is Water」
振付:ゴヨ・モンテロ/音楽:コミタス、クロノス・カルテット
タマラ・ロホ
 総タイツ(肌色に近い色なんで身体の線がくっきり)での登場、途中で空中にオブジェのように下がっていたゴールドベージュ(?)のコスチュームに着替えて踊る長めのソロ作品。申し訳ないけど前半はタマラのスタイルが日本人的なのがちと気になりました。

「くるみ割り人形」
振付:レフ・イワーノフ/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ヤーナ・サレンコ ズデネク・コンヴァリーナ
 …申し訳ないけど、この2人は苦手なダンサーなんで感想はパス。

「コッペリア」
振付:アルテュール・サン=レオン/音楽:レオ・ドリーブ
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー
 英国ロイヤル組の2組目(ソロで登場のタマラは勘定に入れていない)コジョカルはスワニルダに向いてるけどコボーは…?と思ってたけど、よかったです。

第2部
「ジゼル」より第2幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー/音楽:アドルフ・アダン
上野水香 マチュー・ガニオ
 …すみません、マチューの方ばかり観てました(苦笑)Aプロしか出番がないのがつくづく惜しいです。(Bプロではあの×ッカテリが出てくるんだよな…私、彼は苦手…)パ・ド・ドゥの部分だけでなくアルブレヒトの「入り」から始めたところはポイントが高かったです。(マチューの麗しい姿をさらに堪能できたし)

「クリティカル・マス」
振付:ラッセル・マリファント/音楽:リチャード・イングリッシュ、アンディ・カウトン
シルヴィ・ギエム ニコラ・ル・リッシュ
 シルヴィはよかったけど、ニコラは…。(でも前回のフェスで踊った謎の自己満足的コンテよりずっといい)
ニコラの無精ひげ風のご面相がどうも気になってしまったんで。

「ライモンダ」より第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ/音楽:アレクサンドル・グラズノフ
マリア・アイシュヴァルト フィリップ・バランキエヴィッチ
 強固で安定したテクニックを誇るアイシュヴァルトなのに、アダージョでバランスを崩すミスが…。バランキエヴィッチの純クラシックは初めて見た気がするけど、着地が綺麗で好印象です。なお、アイシュヴァルトはヴァリアシオン部分では手を叩きませんでした。(打ち合わす動作だけで、音は出てなかったと思う)
 
「スカルラッティ・パ・ド・ドゥ」(「天井桟敷の人々」より)
振付:ジョゼ・マルティネス/音楽:ドメニコ・スカルラッティ
アニエス・ルテステュ ジョゼ・マルティネス
 無音の中、踊り始めた二人のムーヴメントが美しいです。作品の中のどんな場面かはわからんけど、最後も音楽が消えた中で闇に溶けてゆくようなシルエットが綺麗でした。

「ディアナとアクティオン」
振付:アグリッピーナ・ワガノワ/音楽:チェーザレ・プーニ
シオマラ・レイエス ホセ・カレーニョ
 「カレーニョ節」とでも言いたいような、一瞬空中で鮮やかに静止する(そしてそれが目に焼きつく)ホセが絶好調。年齢的にはヴェテランの域に既に達しているのに、瑞々しいです。

「オテロ」 
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:アルヴォ・ペルト
エレーヌ・ブシェ ティアゴ・ボァディン
 踊りよりも、ボァディンの「Tバック」(にしか見えなかった)にビックリ。

第3部
「椿姫」より第1幕のパ・ド・ドゥ   
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
オレリー・デュポン マニュエル・ルグリ
 ドラマティックで台詞まで聞こえてきそうだけど、リフトが重かったような。

「フォーヴ」  
振付:ジャン=クリストフ・マイヨー/音楽:クロード・ドビュッシー
ベルニス・コピエテルス ジル・ロマン
 コピエテルスは初見。プラチナブロンドでセシールカット風のベリーショート(地毛なのかな、あれ?)のアセクシュアルな長身のダンサーで、不思議な魅力が。ベジャール作品以外を踊るジルを観るのも初めて。

「白鳥の湖」より"黒鳥のパ・ド・ドゥ"
振付:マリウス・プティパ/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
スヴェトラーナ・ザハロワ アンドレイ・ウヴァーロフ
 ザハロワ、やっぱり脚の具合悪いのかな…。回転技の多いボリショイ版のヴァリアシオン(ウヴァ様もボリショイ版ヴァリアシオンでした)だったんでちょっと危なっかしい感が。

「カジミールの色」
振付:マウロ・ビゴンゼッティ/音楽:ドミトリー・ショスタコーヴィチ
ディアナ・ヴィシニョーワ ウラジーミル・マラーホフ
 セパレートの水着(?)にしか見えないディアナの衣装。そしてツートンカラーの海パン(…)にしか見えないマラーホフの衣装。あまり面白い振付とも思えなかったし、何でこの作品を選んだんだろうか…。

「マノン」より"寝室のパ・ド・ドゥ"
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ
ポリーナ・セミオノワ フリーデマン・フォーゲル
 「マノン」やっぱり素敵だ…、この2人でも全幕を観てみたいです。

「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
ナターリヤ・オシポワ レオニード・サラファーノフ
 サラファーノフの髪型が「普通」だった…。(サラファーノフというと「妙な髪型」の印象が強いです、ハイ)トリに相応しく2人とも盛り上げてくれました。(オシポワの踊ったヴァリアシオンは扇を使うタイプの方でした)

開演前、東京文化会館前でジョゼ・マルティネスを見かけました。(普段メガネかけてるのね、彼)しっかりファンに囲まれてました。
あと、客席にドミニク・カルフーニ(マチューのママン)がいたらしいです。(近くの席の人が大喜びで目撃談を話していた)
posted by かよ at 22:02| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | バレエ&ダンス | 更新情報をチェックする
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